2008年12月23日

積水ハウスが建築確認許可を取得せず着工していた事件の顛末・・・3

今年の5月、積水ハウスは広島にて建築確認許可を待たずしてアパート2棟を着工しました。
この事件、大手住宅メーカーにあるまじき行為としてブログにてご紹介いたしました。
→『積水ハウス、建築確認を受けずにアパートを建設!

その後、積水ハウスの対応については特にニュースになるわけでもなく、ホームページ上にて何か再発防止策などの対応を発表している様子もなく、すっかり忘れていました。

ところが、今月16日に国土交通省が建築士の処分を発表、この国土交通省の発表を見て、大変驚きました

耐震性能不足で問題となった、一建設、アーネストワンは当然、社名が出てきており、添付資料では処分された建築士はすべて実名にて公表されております。

ところが、どこにも積水ハウスという社名は出てきていません。
監理設計士は実名公表、戒告処分ということです。
本当に軽い処分・・・

建築確認って本当に軽視されているのですね。
そりゃ、違法建築が無くならないはずです。
大手住宅メーカーが違反して、建築士個人が戒告だけ。
積水ハウスも特に重く受け止めていないようですし。

私は積水ハウスという会社にすごくいいイメージを持っていたのですが、今回の対応で、正直不信感を持ちました。
CMなどイメージ作りはうまい会社なので、そういうのに見事はめられていたのでしょう。
中身はいい加減なのかもしれません。

大変残念、裏切られたような気になりました。

積水ハウスの経営陣は営業出身の幹部で占められているか、トップが営業出身で、熱い営業マンみたいな人ではないでしょうか?
熱い面があるのですが、こういうトラブルに対しては営業マンの立場で考えるので、不利な情報に対しては極力隠したがる。
自ら不利な情報を公表することはしないはずです。

こういう事件が社内で起こったからこそ、反省し、再発防止策を発表すべきです。
それでこそ業界大手、見本となる企業なはず。

国土交通省の発表も、社名を公表するしないの差があるのがおかしいと思いました。

建築業界も不動産業界と同じで、大手企業に有利な力が働いているのでしょう。
政治的駆け引きみたいなものでしょうか。

やはり不動産や建築においては第三者が厳正な目で消費者の立場にてアドバイスが必要であること、そして本当の情報を発信することが必要であると確信いたしました。


《国土交通省のHP上の発表より引用》

一級建築士の懲戒処分について

平成20年12月16日
 一級建築士の免許取消又は業務停止に係る懲戒処分は、建築士法第10条第1項各号に該当する場合に、同条第4項の規定に基づき、中央建築士審査会の同意を得て行うこととなっております。     
 このたび、別紙のとおり、一級建築士13名に対する懲戒処分について、12月3日に開催された中央建築士審査会で同意を得られ、同日付けで処分いたしましたのでお知らせします。概要は以下のとおりです。

1.一建設(株)及び(株)アーネストワンが分譲した戸建住宅の設計者である一級建築士(3名)
  ・違反設計(壁量不足による耐震性不足)を理由として、免許取消(2名)、業務停止(1名、3月)

2.(株)田村水落設計が設計に関与した建築物の元請け設計者である一級建築士(1名)
  ・違反設計(保有水平耐力0.61)を理由として、業務停止(6月)

3.その他、違反設計、管理建築士事務所管理不履行等を理由に9名に対し免許取消、業務務停止(1〜6月)

 * なお、本件処分に併せて、中国地方整備局において12月12日付けで1名の一級建築士に対する戒告処分がなされ、本日、記者発表されています。




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